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2007 年度 実績報告書

注意機能測定検査(CDCT)の標準化と現場適用に関する心理安全工学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 18710147
研究機関宮城学院女子大学

研究代表者

大橋 智樹  宮城学院女子大学, 学芸学部, 准教授 (00347915)

キーワードヒューマンエラー / 安全マネジメント / 個人特性対応型対策 / 検査の標準化 / 検査システムの構築
研究概要

本研究は、労働災害等による死傷者数を減じることを目的として、作業者の個人特性の測定に基づいて個々人が重点的に留意すべき対策を意識させることを目指す特性対応型思想の安全マネジメントを導入するための個人特性測定ツールとして注意機能測定検査(CDCT)の標準化と現場適用を目指した研究である。研究の実施は、検査の標準化と、検査システムの精緻化の2つの個別課題に分かれ、それぞれが一般成人と作業関係者とのぞれぞれを実験参加者としておこなわれた。平成19年度は、20歳〜60歳代のCDCTの1200サンプルが収集され、これらのデータに基づいた標準化をおこなった。また、分析専用ソフトウェアについては、現場監督者等が利用しやすいものを考え、OSをWindowsとして開発を進めた。大学生による使用感調査をプロトコル分析等を用いて行い、直感的な使いやすさをもった検査システムの精緻化をはかった。平成20年度は、現場作業者に対するCDCTの実施によって、一般成人と作業者の特性を業態別に検討して、注意機能検査結果の基準値を策定した。また、初年度におこなった検査システムの精緻化に基づいて、現場監督者等の本検査の分析を実際におこなうであろうと想定される対象者に検査分析プログラムの試用を依頼し、その結果に基づいて分析プログラムの改変をおこなった。以上の2ヵ年にわたる検討を通して、本検査を個人特性測定ツールの1つとして労働災害等の防止の一端を担えるシステムとして確立したいえる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 中学生における大域・局所処理と思考の柔軟性の関連:複合数字抹消検査(CDCT)による検討2008

    • 著者名/発表者名
      畠山孝男・大橋智樹・荒木有希子
    • 雑誌名

      山形大学紀要.教育科学 Vol.14 No.3

      ページ: 15-23.

    • 査読あり
  • [学会発表] Analysis of unsafe behaviors in-bus for preventing passenger's injury.2007

    • 著者名/発表者名
      OHASHI, Tomoki
    • 学会等名
      Xth European Congress of Psychology
    • 発表場所
      Prague, Czech Republic
    • 年月日
      2007-07-15

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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