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2008 年度 実績報告書

イタリア製造業センサスにもとづく産業地域データベースの構築と地域間比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 18710217
研究機関東京都立産業技術高等専門学校

研究代表者

遠山 恭司  東京都立産業技術高等専門学校, ものづくり工学科, 准教授 (20270233)

キーワードイタリア / 産業地域 / 製造業センサス / 地域間比較研究 / 産業集積 / 中小企業 / データベース / 持続的発展
研究概要

本研究は2つの大きな柱から構成される。第1に、イタリア製造業センサス・データを利用して、イタリア製造業の地域・業種別、すなわち産業地域(Industrial Districts)別の時系列産業特性の抽出を行い、日・英・伊3力国語で各編集データを公表することである。第2に、それにより得られたデータに基づいて日本とイタリアに存在する同類製品産業集積地域の変容と、その地域の中小企業が取り組む経営革新と産業地域との関連についてフィールドワークにより比較考察を行う。この2つの研究を総合的に行うことで、特定地域(トスカーナ州、エミリア・ロマーニャ州)に偏りがちなイタリア産業地域研究とは異なり、相対的で客観的なイタリア国内地域間比較、および日伊比較研究が可能となる。
具体的には、製造業センサス産業中分類から、県レベルの2001年従業者数の多い順番にランキングを作成し、業種別雇用集中度を公開するなど、データ編集・加工作業を継続して行った。
フィールド調査では、昨年度に実施したポルデノーネ県一帯に広がる家具産地の調査との比較考察を念頭に、ロンバルディア州ブリアンツァ地域の調査を実施した。そこでは産業地域における製品・顧客ターゲットの差別化と、それに関連した生産組織の形成、後継者育成への取り組みなど、さまざまな面で異なることが明らかどなった。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (3件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 日本とイタリアの産業集積比較研究-持続的発展のための経路破壊・経路創造-2009

    • 著者名/発表者名
      遠山恭司
    • 雑誌名

      三田学会雑誌 第101巻第4号

      ページ: 125-149

  • [雑誌論文] イタリア・トリノにおける自動車デザイン関連企業と産業集積-伊自動車工業会・カロッツェリア部会加盟企業を中心に-2008

    • 著者名/発表者名
      遠山恭司
    • 雑誌名

      中央大学経済研究所年報 第39号

      ページ: 483-522

  • [学会発表] イタリア地域産業・中小企業の持続的発展モデル2009

    • 著者名/発表者名
      遠山恭司
    • 学会等名
      早稲田大学グローバル自動車部品研究会
    • 年月日
      20090000
  • [学会発表] 日本とイタリアの産業集積比較研究-持続的発展のための経路破壊-2008

    • 著者名/発表者名
      遠山恭司
    • 学会等名
      慶応義塾経済学会コンファレンス
    • 発表場所
      静岡県・ホテルリゾーピア熱海
    • 年月日
      20080000
  • [学会発表] 中国・大連から見る経済のグローバル化と中小企業の経営課題2008

    • 著者名/発表者名
      遠山恭司
    • 学会等名
      東京中小企業家同友会大田支部21研究会
    • 発表場所
      大田区産業振興協会
    • 年月日
      2008-12-18
  • [図書] 伝統産業産地の行方伝統的工芸品の現在と未来2008

    • 著者名/発表者名
      上野和彦・政策科学研究所
    • 総ページ数
      189
    • 出版者
      東京学芸大学出版会
  • [備考]

    • URL

      http://homepage2.nifty.com/censusitaly/

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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