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2008 年度 研究成果報告書

悪と苦しみの倫理学

研究課題

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研究課題/領域番号 18720002
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 哲学・倫理学
研究機関神戸夙川学院大学 (2007-2008)
東京大学 (2006)

研究代表者

中 真生  神戸夙川学院大学, 観光文化学部, 准教授 (00401159)

研究期間 (年度) 2006 – 2008
キーワード悪 / 苦しみ / 他者
研究概要

悪と苦しみという主題が、他なるものとの関係を探求するレヴィナス思想において、根本的な役割を果たしていることが明らかになった。また、他なるものとの関係という哲学的、倫理学的主題を、主体の身体、とりわけ苦しみを被る身体の観点から考察する重要性を示すことができた。さらに、苦しみや、苦しみの観点から見られた悪という主題は、文献研究に収まらない性格をもつため、倫理学において、文献研究と実践研究を必然的に結びつける主題であることが示された。

  • 研究成果

    (10件)

すべて 2008 2007 2006

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 「レヴィナスにおける主体の両義性(ambiguite)について」、日本現象学会2008

    • 著者名/発表者名
      中真生
    • 雑誌名

      現象学年報24

      ページ: 61-68

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「ヨーロッパにおける他者の思想-レヴィナスの「創造」をめぐる考察を軸に-」日本シェリング協会、日本シェリング協会2008

    • 著者名/発表者名
      中真生
    • 雑誌名

      シェリング年報 16

      ページ: 25-39

  • [雑誌論文] 「悪と超越-レヴィナスとナベール-」東京大学大学院人文社会系研究科・文学部哲学研究室2007

    • 著者名/発表者名
      中真生
    • 雑誌名

      論集 25

      ページ: 23-37

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 苦しみと希望-レヴィナスの思想から-『緩和ケア』2007

    • 著者名/発表者名
      中真生
    • 雑誌名

      青海社 Vol.17 No.5

      ページ: 407-410

  • [雑誌論文] 主体の被造性(creaturialite)-依存における自律-2006

    • 著者名/発表者名
      中真生
    • 雑誌名

      哲学会『哲学雑誌』 121巻793号

      ページ: 57-80

  • [雑誌論文] 「苦しみの意味を求めて-レヴィナスにおける悪と苦しみ-」(改訂増補版)科研費報告書(基盤研究(B)「事実・行為・規範をめぐる知識の実践的意義の研究-『自然と人為』の比についての哲学的再検討」松永澄夫代表)2006

    • 著者名/発表者名
      中真生
    • ページ
      98-109
  • [学会発表] ヨーロッパにおける他者の思想-レヴィナスの「創造」をめぐる考察を軸に-(シンポジウム「ヨーロッパ」の提題)2007

    • 著者名/発表者名
      中真生
    • 学会等名
      日本シェリング協会
    • 発表場所
      日本女子大学
    • 年月日
      2007-12-09
  • [学会発表] レヴィナスにおける主体の両義性(ambiguute)について2007

    • 著者名/発表者名
      中真生
    • 学会等名
      日本現象学会
    • 発表場所
      大阪大学
    • 年月日
      2007-11-11
  • [図書] 「人格」「責任」「他者」(「概念と方法」)飯田隆他編『岩波講座哲学6モラル/行為の哲学』2008

    • 著者名/発表者名
      中真生
    • 総ページ数
      246-252
  • [図書] ナカニシヤ出版2006

    • 著者名/発表者名
      中真生
    • 総ページ数
      48-68
    • 出版者
      苦しみの意味を求めて-レヴィナスから見る悪と苦しみ-熊野純彦・麻生博之編『悪と暴力の倫理学』

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公開日: 2010-06-10   更新日: 2016-04-21  

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