研究課題
若手研究(B)
伝・顔師古撰『玄言新記明老部』について、その作者問題と『老子』注釈史上の位置づけについて一定の見通しを得た。特に、科段説と章指についての見解から、『明老部』が六朝より唐初の老学史について、貴重な情報を提供する資料であることを確かめた。『明老部』によれば、斉・梁以来、『老子』注釈書は儒仏二教同様に科段を採用したが、該書はそれに反対しつつ、章序の意義を説く章指は温存する、過渡的性格を持つ注釈書である。
すべて 2008 2007 2006
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)
『東方学報』京都 第82冊
ページ: 69-117
敦煌学 第27号
ページ: 381-395
敦煌写本研究年報 第2号
ページ: 23-46
敦煌写本研究年報 創刊号
ページ: 27-52