研究課題
若手研究(B)
本研究は、1555年における共和国滅亡前後の近世初期シエナにおける宗教イメージの諸問題をその対象とする。とりわけ、政治的に不穏な状況にあった当時のシエナ市民が、いにしえのイコン(多くは聖母マリア像)に対する崇拝をどのようにプロモートしたのかという宗教文化史的な問題、および、絵画作品における聖母の幻視や顕現の図像が当時の時代情勢とどのようなに関連しているのかという美術史的な問題(もちろんこれらの問題は一枚の作品においてリンクすることもある)について、個々の作品や文献の分析を通じて解明を試みた。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (3件) 備考 (1件)
西南学院大学国際文化論集 第22巻1号
ページ: 113-183
鹿島美術研究年報 第24号別冊
ページ: 55-64
西南学院大学国際文化論集 第21巻第1号
ページ: 227-268
地中海学研究 第29号
ページ: 265-298
http://www.seinan-gu.ac.jp/gakubu/bn_kb/jiseki.html#MATSUBARA