研究課題
若手研究(B)
禁裏及び旧宮家に伝領された近世前期〜中期頃作成された歌道伝授に関わる諸資料(主として、『詠歌大概』『未来記雨中吟』『百人一首』『伊勢物語』関係の諸抄)の整理、調査と検討を行い、併せて、調査途上に見出された重要資料については個別にその資料価値につき考察を加えた。江戸前期に禁裏・仙洞を中心として作成された歌道伝授に関わる諸書を伝領する宮内庁書陵部(禁裏本)、国立歴史民俗博物館(高松宮家伝来禁裏本)、東山御文庫の3箇所に所蔵される資料は、互いに転写、副本、兄弟本などの関係にあることが指摘されてきているが、類似する書名を記すことも多い歌道伝授関連資料については従来記載内容の同定も曖昧であり、相互関係についても未検討であった。本研究では、主として国立歴史民俗博物館に所蔵される高松宮家伝来禁裏本の整理と内容同定の作業を核に、他に所蔵される伝本との比較を行い、その相互関係や資料性についての検討を行なった。
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禁裏本と古典学(塙書房)
源氏物語と和歌(青簡舎)
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平安文学の古注釈と受容(武蔵野書院),第1集
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The 12th International Conference of EAJS : The Book of Abstracts (The European Association for Japanese Studies)
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上方文藝研究(上方文藝研究の会) 第4号
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中世文学(中世文学会) 第52号
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上方文藝研究(上方文藝研究の会) 第3号
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