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2008 年度 実績報告書

日本文学における琴学史の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18720059
研究機関米子工業高等専門学校

研究代表者

原 豊二  米子工業高等専門学校, 一般科目, 准教授 (50311064)

キーワード七絃琴 / 遣唐使 / うつほ物語 / 源氏物語 / 山陰歴史館 / 留学生 / 音楽 / 米子
研究概要

最終年度である本年度は研究成果を積極的に提供することを意図し、論文集の発行とシンポジウムの開催を軸とした研究活動を行った。4月、山陰歴史館所蔵の田代元春制作七絃琴が常設展示となった。この七絃琴は本科学研究費補助金の研究活動によって調査されたものである。8月7日、聖徳大学にて研究協力者を交えての研究会を行った。1月17日、米子市立図書館で開催された伯耆文化研究会にて「山陰歴史館の七絃琴」と題した研究発表を行った。2月1日、原豊二編『日本文学における琴学史の基礎的研究《論考編》』を作成する。これは、研究代表者と研究協力者の論考5編を収載したものであり、本科学研究費補助金の研究成果の一部である。2月7日、専修大学神田校舎で開催された第二回東アジア世界史研究センター研究会にて「遣唐留学生像の受容と変遷〜特に琴を意識しつつ〜」と題した研究発表を行った。2月28日、同志社大学今出川校舎で開催された「源氏物語と七絃琴」京都シンポジウムを、正道寺康子氏とともに共催した。また、ここで「遣唐使と七絃琴-歴史と文学の間から-」と題した研究発表を行った。このような研究活動を通して、古代における七絃琴の受容の歴史的なあり様と文学テクスト上の展開を克明に追うことができた。遣唐使によってどのように楽器や楽技を将来して来たのかを特に意識し、具体的には「七絃琴の古代での受容は極めて限定的であったが、それがイメージとして遣唐使に強く結び付いた」という結論を得た。また、近世における七絃琴の受容についても、資料発掘を通してよりよく見えてくる事例を、主に米子市などで確認した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 その他

すべて 学会発表 (2件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 遣唐使と七絃琴-歴史と文学の間から-2009

    • 著者名/発表者名
      原豊二
    • 学会等名
      「源氏物語と七絃琴」京都シンポジウム
    • 年月日
      20090000
  • [学会発表] 遣唐留学生像の受容と変遷〜特に琴を意識しつつ〜2009

    • 著者名/発表者名
      原豊二
    • 学会等名
      第二回東アジア世界史研究センター研究会
    • 発表場所
      専修大学神田校舎
    • 年月日
      2009-02-07
  • [図書] 日本文学における琴学史の基礎的研究《論考編》2009

    • 著者名/発表者名
      原豊二
    • 総ページ数
      103
    • 出版者
      米子工業高等専門学校原豊二研究室
  • [備考]

    • URL

      http://www.geocities.co.jp/Berkeley/5649/

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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