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2007 年度 実績報告書

「関東州」から「満洲国」までの中国側文化メディアにかんする通史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18720083
研究機関千葉大学

研究代表者

橋本 雄一  千葉大学, 言語教育センター, 准教授 (30305403)

キーワード中国文学 / 植民地文化 / 中国近代史 / 「満洲国」・「満洲」 / 淪陥区 / 「関東州」 / メディア / 日本近代史
研究概要

本科研費受給期間における継続作業の実績として、これまで収集してきた活字文化メディアの分析を進めた。とくに本科研費にて購入した植民地期大連で発行された中国語新聞『泰東日報』のマイクロフィルム(部分)と専用の読み取り機器を利用、第一次大戦終結直後から五四新文化運動期にかけての社説を中心とした同紙の記事をデータベース化し、その主張について分析を進めた。
また本研究課題のもとに以下の出張をした:
1)2007年5月、韓国の延世大学で開催された、第三回「植民地主義と文学」国際学術シンポジウム(韓国民族文学研究所主催)において、「「辺境」をめぐる、植民地=帝国の言語と文学の言語 -「満洲国」の「国境地帯法」と中国人作家、石軍の小説-」と題する研究発表をおこなった。このシンポジウムでは、韓国・台湾・インドネシア・日本の各研究者と、有意義な討議と交流が実現した。
2)同年9月には、長春の吉林大学図書館、東北師範大学図書館に赴き、関連資料を探査した。
3)2008年3月には、大連市図書館分館、旅順の「関東州監獄」記念館、北京国家図書館にて資料探査、とくに後者では1920年代の「関東州」に生まれた中国側メディアである文化雑誌に当たることができた。さらに、「満洲国」期の作家や北京市社会科学院の研究者たちと研究交流をおこなった。
上記のうち、1)の研究発表は、07年9月に「満洲国」文学研究会の紀要論集に論文として掲載された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 「辺境」をめぐる植民地=帝国の言語と文学の言語-「満洲国国境地帯法」と中国人作家、石軍の小説2007

    • 著者名/発表者名
      橋本 雄一
    • 雑誌名

      『中国東北文化研究の広場』 創刊号

      ページ: 41-49

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「満州国」文学研究会の活動と紀要論集『中国東北文化研究の広場』2007

    • 著者名/発表者名
      橋本 雄一
    • 雑誌名

      『近現代東北アジア地域史研究会 NEWS LETTER』 19号

  • [備考]

    • URL

      http://members.at.infoseek.co.jp/qiao_ben/

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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