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2008 年度 実績報告書

「関東州」から「満洲国」までの中国側文化メディアにかんする通史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18720083
研究機関千葉大学

研究代表者

橋本 雄一  千葉大学, 言語教育センター, 准教授 (30305403)

キーワード中国文学 / 植民地文化 / 中国近代史 / 「満洲国」・「満洲」 / 淪陥区 / 関東州 / メディア / 日本近代史
研究概要

本科研費受給期間における継続作業の実績としては、これまで収集してきた植民地期大連で発行された中国語新聞『泰東日報』マイクロフィルムの記事データベース化と、そこに現れた「中華民国」共同意識の解読を進めた。また本研究課題のもとに以下の出張をした:
1) 2008年8月には、ハルビンに植民地期の「東北作家」の足跡を探査し、黒龍江省図書館に資料探査し、長春の吉林省社会科学院や東北師範大学の研究者や当時の作家のご遺族を訪ね、研究交流を継続した。
2) 2008年10月、韓国の延世大学で開催された、「第四回植民地主義と文学〜「満洲国」と文学〜」国際学術シンポジウム(韓国民族文学研究所主催)において、「遠い記憶をたどるテクストの原郷と異郷-爵青「帰郷」の武田泰淳訳と大内隆雄訳-」と題する研究発表をおこなった。それとともに、帝国日本植民地下の文化問題について韓国・日本の研究者と討議と交流を進めた。また延世大学図書館で資料探査を行なった。
3) 2009年3月末〜4月初には、1920年代の「関東州」から帝国日本の権力によって追放された中国人啓蒙者、傅立魚による北京におけるその後の新聞活動の一端を調査することが出来た。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 王秋蛍と爵青の応答から考える植民地の「現実」・空間・時間=差(附翻訳)2009

    • 著者名/発表者名
      橋本雄一
    • 雑誌名

      中国東北文化研究の広場 第2号(近刊)

      ページ: 115-135

    • 査読あり
  • [学会発表] 遠い記憶をたどるテクストの原郷と異郷-爵青「帰郷」の武田泰淳訳と大内隆雄訳-2008

    • 著者名/発表者名
      橋本雄一
    • 学会等名
      第4回植民地主義と文学〜「満洲国」と文芸〜
    • 発表場所
      韓国ソウル延辺大学
    • 年月日
      2008-10-22
  • [備考]

    • URL

      http://members.at.infoseek.co.jp/qiao_ben/

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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