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2007 年度 実績報告書

イラン口承文芸の現地調査資料に関する解析用データベースの作成と民俗学的応用研究

研究課題

研究課題/領域番号 18720085
研究機関大阪大学

研究代表者

竹原 新  大阪大学, 世界言語研究センター, 准教授 (20324874)

キーワード外国語(中・英・仏・独除く) / 外国文学(中・英・仏・独除く) / 民俗学 / 口承文芸 / フィールドワーク
研究概要

平成19年度は、前年度の研究活動を踏まえ、イランの口承文芸に関するデータベースの作成、およびこれを用いた民俗学的分析について、平成19年度科学研究費補助金交付申請書における実施計画に沿って、下記に示した方法を中心に研究を行った。なお、データ入力や単純な作業については、ペルシア語の知識を有する研究補助者を活用した。
1.統語情報の付加:昨年度に引き続き、ペルシア語の単語単位でセグメント化された状態のXML形式の口承文芸資料について、GDA方式を応用する形で、依存関係、代名詞の照応先等の統語情報の付加を行った。本年度の作業で、202例の口承文芸資料に関し、精査の作業を残すものの、一通りの統語情報の付加が終わった。
2.意味属性情報の拡充:これまでに入力した意味属性情報を補足・拡充した。前項1の作業と並行して、必要な意味属性情報の拡充を行った。平成19年度に新規に追加した意味属性は約70例である。
3.民俗学的分析:1および2の項目における作業が一通り終わったことにより、統語情報を含めた検索システムの開発を行った。この「イラン口承文芸統語情報検索システム」は、まだ、未完成の状態ではあるが、従来までの技術である名詞の意味属性からの検索ができるほか、話者情報から話者の年齢、性別、出身地を絞りこむ機能を持ち、さらに、特定の意味属性と統語情報の複合検索が可能となった。この検索システムを使用して、イラン民話の抽象的様式に着目した研究を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] イラン民話の抽象的様式2008

    • 著者名/発表者名
      竹原 新
    • 雑誌名

      イラン研究 第4号

      ページ: 109-123

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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