• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

「満洲国」時期の文学に関する日中横断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18720086
研究機関首都大学東京

研究代表者

大久保 明男  首都大学東京, 人文科学研究科, 准教授 (10341942)

キーワード中国文学 / 中国東北部 / 「満洲国」 / 中国現代文学 / 植民地文化 / 国際研究者交流 / 国際情報交換 / 中国、台湾、淪陥区
研究概要

20年度は、昨年度につづき当該研究に関わる資料や文献の調査、整理、分析を進めながら、研究成果の公開に努めてきました。資料調査の方では、現在日本に所蔵されていない中国側の資料(「満洲国」時期のハルビン、瀋陽(奉天)、長春(新京)で発刊された『国際協報』、『哈爾濱日日新聞』、『哈爾濱公報』、『民声晩報』、『大同報』などの新聞や雑誌)に対する発掘調査の作業をおこないました。一部の資料の所在が調査で新たに判明し、研究テーマに関わるところを部分的に複写してきました。また、マイクロフィルム化された資料を一部購入しました。現在、これらの資料を分析しながら、整理作業を進めています(記事見出しのデータベース化を進めています)。
また、中国側研究者と学術交流を進めてきました。資料調査で訪中する際に、関連分野の専門家や関係者と研究会や懇談会を開くなどして、意見交換をおこないました。交流をきっかけに、中国側の研究成果を日本の研究誌に翻訳紹介しました。また、8月に日本でおこなわれた国際シンポジウムに参加し、研究成果の一部を発表する機会に恵まれました。このように、日中双方の研究成果を互いに紹介する研究活動も進めてきました。今後も学術交流(特に研究者の往来などの人的交流の面で)をさらに深めていきたいと考えています。
一方、世話人として関わっている「満洲国」文学研究会の運営を通じて、昨年度は二回の研究発表会や数回の懇談会・読書会を開催してきました。研究会の論文集『中国東北文化研究の広場』第二号を刊行し、関連の研究者や研究組織との交流も深めてきました。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 「満洲国」の留日学生駱駝生と東京左連2009

    • 著者名/発表者名
      大久保明男
    • 雑誌名

      中国東北文化研究の広場 第二号

      ページ: 137-156

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 偽満洲国漢語作家的語言環境与文学文本中的語言応用2008

    • 著者名/発表者名
      大久保明男
    • 雑誌名

      国際共同シンポジウム帝国主義と文学報告者論文集

      ページ: 198-224

  • [雑誌論文] 也麗論2008

    • 著者名/発表者名
      呂元明著、大久保明男訳
    • 雑誌名

      植民地文化研究 第七号

      ページ: 101-113

    • 査読あり
  • [学会発表] 偽満洲国漢語作家的語言環境与文学文本中的語言応用2008

    • 著者名/発表者名
      大久保明男
    • 学会等名
      国際共同シンポジウム帝国主義と文学
    • 発表場所
      愛知大学車道校舎
    • 年月日
      2008-08-02
  • [備考]

    • URL

      http://members.at.infoseek.co.jp/giaoben/mbk/

  • [備考]

    • URL

      http://nihongo.human.metro-u.ac.jp/~ohkubo/

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi