研究概要 |
平成20年度は、本研究計画の3年目かつ最終年度に当たる。初年度にデータ分析を進めるための設備備品を購入しており、本年度は、現地調査で使用するノートパソコン以外は大がかりな設備を購入することはなかったが、消耗品としてビデオテープやDVDディスクなどを購入した。 本年度もデータ収集を継続し、科学研究費を使用して韓国に赴いた(台湾へも別途研究費を使用して訪問し、データを収集した)。韓国では、韓国聾唖人協会(Korean Association of the Deaf)の協力を得、10名のろう者からデータを収集した。 自身の研究については、海外で2件、国内で1件の発表を行なった。2008年6月には、アメリカ・コネチカット大学で開催されたThe Phonedcs and Phonology of Sign Languages : The Fhst SignTyp Confbrenceにおいて、"How Should We Define"Similar"Signs? : A Preliminary Study"という題目でポスター発表を行なった。また、2008年7月には、韓国・高麗大学校で開催されたThe 18th International Congress of Linguistsにおいて、"The Lexicons of Sign Languages in East Asia : A Preliminary Colnparative Study of Japanese Sign Language(JSL), Taiwan Sign Language(TSL), and Korean Sign Language(KSL)"という題目で口頭発表を行なった。国内では、2008年9月に神戸研究学園都市大学交流推進協議会Unityで開催された日本手話学会第34回大会において、「『似ている手話』とはどのように似ているのか」という題目で口頭発表を行なった。
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