研究課題
若手研究(B)
本研究は、ミニマリスト・プログラムの枠組みにおいて、疑問詞移動の一見「最小労力」効果に見える現象は「最大効果」の原理等の帰結であるという仮説を提示した。この理論は、例外的格標示構文に疑問詞が関与する場合、その疑問詞はCP節のedgeの位置に移動するという予測をする。そこでこの予測を、さまざまなデータを用いて検証した。これらの議論により、言語計算の本質を知る上での手がかりが与えられ、また、日本語に対するWH移動分析やフェイズ理論などに対して経験的なサポートが与えられること等が明らかにされた。
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東北薬科大学一般教育関係論集(東北薬科大学) 22巻
ページ: 1-14
言語研究の現在-形式と意味のインターフェース-(開拓社)
ページ: 418-428
Explorations in English Linguistics(English Linguistics Society) 20巻
ページ: 63-90