• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

「外国人にとってわかりにくい日本語」の判断基準に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18720143
研究機関独立行政法人国立国語研究所

研究代表者

植木 正裕  国立国語研究所, 日本語教育基盤情報センター, 研究員 (20332132)

キーワードわかりやすさ / 評価基準 / 判定ツール / 減災研究
研究概要

辞書に取り上げられている語彙の単位・表記や語義・用法に対して,初級での学習項目かどうかを判定を行っている。
一般に日本語教育は,「初級」「中級」「上級」の3段階,あるいは,日本語能力試験「4級」「3級」「2級」「1級」という区分で難易度や学習項目が考えられることが多い。また,ひとっの語に複数の意味・用法があっても,それぞれがどの程度の難易度であるかはあまり考慮されていない。本研究では,初級程度の外国人にとって何がわかりにくいのかを判定することを目的としているため,ひとつの語に複数の表記・意味・用法などがある場合には,それぞれについて難易度を付与する。ただし,細かい難易度の区分は容易でないことから,「わかる」「わかりにくい・わからない」の2段階の区分として判定を行っている。
・表記の難易度(語彙の学習段階と,その語彙で使用される漢字の学習段階のずれ)
・語義ごとの難易度(日本語能力試験は語義ごとの級別を定義していない)
・類義語や対義語との難易度の上下(言い換えや補足に使えるかどうか)
中規模の国語辞典に採録されている動詞、形容詞、形容動詞、副詞(擬音語、擬態語を除く)にっいて判定を行う予定であるが,平成19年度は日本語能力試験「4級」「3級」に含まれる動詞を対象に作業を行っている。
また,辞書・コーパスなどの各種言語資料,語彙に関する具体的な事例を継続的に収集した。

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi