研究課題
若手研究(B)
本研究は、近世期の琵琶湖における民衆の生業のうち、主たる生業であった舟運・鳥猟・漁業・藻取り・葭取りに着目し、舟運からみた湖面(A)、鳥猟からみた湖面上空(B)、および漁業・藻取り・葭取りからみた湖面(C)の利用実態、およびその編成秩序について、3年間にわたって検討したものである。研究の結果、湖面(A)〜(C)のそれぞれには、民衆による利用実態、幕藩領主による編成の両面において、異なる秩序が存在し、琵琶湖が諸権利の重層的する空間であることが明らかになった。
すべて 2010 2008
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)
市場史研究 29巻(刊行予定)