研究課題
若手研究(B)
本研究は、飛鳥・藤原地域から近年多数出土した木簡の資料的検討をおこない、木簡を群として捉えることで、木簡を廃棄した官司の日常業務のあり方を復元し、ひいては、形成期における日本律令国家の特質を探ることを目指した。資料的検討の結果は、「飛鳥・藤原宮発掘調査出土木簡概報」「木簡研究」などで速報的に報告することに加えて、これまでの検討結果を含めた木簡図録「飛鳥藤原京木簡1-飛鳥池・山田寺木簡」、「同2-藤原京木簡1」を刊行し、全部で3637点の木簡の釈文・解説を鮮明な写真とともに提示した。官司運営の復元結果については、下記に示すような複数の論文にまとめ、公表している。これらの成果をもとにして、最終年度に、拙著「飛鳥藤原京木簡の研究」(A5版600頁相当)の原稿を作成し、新年度に刊行する予定となっている。
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すべて 雑誌論文 (16件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (6件) 図書 (5件)
古代地方行政単位の成立と在地社会
ページ: 135-170
古代地方木簡の世紀
ページ: 74-82
奈良文化財研究所紀要2008
ページ: 90-107
推論機能を有する木簡など出土文字資料の文字自動認識システムの開発(渡辺晃宏編著)(科学研究費補助金・基盤研究(S)研究成果報告書)
ページ: 95-107
ページ: 38-41
古代東アジアの情報伝達(松原弘宣, 藤田勝久)(汲古書院)
ページ: 181-207
日韓文化財論集I
ページ: 299-324
ヒストリア 207号
ページ: 1-30
奈良文化財研究所紀要2007
ページ: 24-25
木簡研究 29号
ページ: 167-197
日本史研究 544号
ページ: 1-28
ページ: 93-101
ページ: 32-33
ページ: 38-44
ページ: 152-153
季刊明日香風 104号
ページ: 30-34