研究課題
<研究動向の整理>本年は、主に日本国内におけるエストニア研究の動向を整理し、エストニアの主要学会誌のひとつである"Opetatud Eesti Seltsi Aastaraamat 2004-2005"にその動向紹介論文が掲載された。本稿は2004年に研究代表者がエストニアで行った報告を基にしているが、この間の新しい研究成果等を加えたものである。本研究に関連するエストニアにおける研究動向に関しては、図書および雑誌の資料収集を行った。<現地調査>2006年9月上旬の現地調査については以下の通り。(1)ロシア語系住民が住民全体の9割以上を占めるエストニア北東部のナルヴァ市(タルト大学ナルヴァ校:ロシアを含む諸外国との研究・教育協力の実態に関する面談調査。地方紙「ナルヴァレフト」紙記者との意見交換)(2)エストニアの首都タリン(教育科学省国家試験・資格センター:歴史教育のあり方、歴史認識をめぐる問題等に関する面談調査、タリン大学:言語政策・計画専門家との意見交換、言語研究所:エストニア語政策および少数言語の状況についての面談調査、言語査察局:局長との意見交換および情報収集)<資料の整理>両大戦間期およびソ連時代の教育専門誌の詳細な目次を含めた書誌情報データ入力を行い、おおむね終了した。本データに関しては、最終的には公開を予定している。
すべて 2007 2006
すべて 雑誌論文 (4件)
ヨーロッパ史の中のエリートー生成・機能・限界(井内敏夫編)(太陽出版)
ページ: 387-406
北欧世界のことばと文化(岡澤憲芙・村井誠人編)(成文堂)
ページ: 227-246
ヨーロッパの東方拡大(羽場久美子・小森田秋夫・田中素香編)(岩波書店)
ページ: 222-232
Opetatud Eesti Selts, OESi Aastaraamat 2004-2005 Tartu
ページ: 83-93