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2007 年度 実績報告書

組織的小売業者の形成する流通システムの地理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18720225
研究機関筑波大学

研究代表者

兼子 純  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 助教 (40375449)

キーワード流通システム / 専門店チェーン / 物流システム / 組織的小売業者 / 商業集積
研究概要

本研究は,日常消費社会において低価格志向の消費者に商品を供給することにより急成長を遂げてきた,組織的小売業者が形成する流通システムの空間特性を明らかにすることを目的とする。
本年度は,組織的小売業者の発達により形成された郊外型の商業集積の状況を明らかにするための予備調査を実施して,企業間の激しい競合により,とくに地方市場では積極的な商業開発の結果,新たな商業集積が形成されたことが明らかとなった。具体的な調査地域として,群馬,栃木,茨城県を中心とする北関東地方を選定し,同地域に立地する商業施設の集積過程に関するデータベースの構築を行った。
組織的小売業者の成長に重要な影響を与える企業の物流システム構築について,サード・パーティー・ロジスティックス(3PL)による輸送の実態を把握するため,自動車部品の物流システムに関して事例企業を選定し調査を実施した。
今日の日本の成熟消費社会において,消費の二極化が進展していることが指摘されているが,それが組織的小売業者の形成する流通システムの空間特性にどのような影響を与えているのかについて考察するために,日本地理学会の流通・消費の研究グループにおいて,同様の関心を有する研究者と意見交換を行い,平成21年度の日本地理学会春季学術大会において,シンポジウム『進化する流通空間-ネットワーク化,国際化,安心・安全の構築-』の開催を企画した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 日本の自動車部品のJIT による物流の空間構造2007

    • 著者名/発表者名
      兼子純
    • 学会等名
      人文地理学会大会
    • 発表場所
      関西学院大学
    • 年月日
      2007-11-15

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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