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2006 年度 実績報告書

GISによる時空間行動分析フレームワークの構築

研究課題

研究課題/領域番号 18720231
研究機関首都大学東京

研究代表者

武田 祐子  首都大学東京, 都市環境科学研究科, 助教 (30343396)

キーワード地理情報システム / 地理情報標準 / 時間地理学
研究概要

18年度は、(1)オブジェクト指向プログラミング技術がGISデータベースのテクニカルな側面においてどのように貢献してきたか、とりわけ時空間行動研究における応用的な側面をレビューし、(2)パーソントリップデータを用いた時空間行動分析をGISソフトで行うための地理情報標準に準拠したUMLモデルを設計する、の2点を重点的に行った。
(1)GISソフトウェアおよびGISデータモデルの深化が時空間行動研究に及ぼした影響をレビューするための資料収集と、最新の時空間GISのパラダイムを学ぶために、2006年8月開催されたESRI Uses Conferenceのテクニカルワークショップに参加した。ここでは、ArcGISのエクステンションとして組み込まれるソフトウェア(Repast)に準拠して開発されたAgent-based modelのシミュレーションの手法と実装についての理解を深めた。
(2)過去に試作した時空間行動(パーソントリップデータベース)をGISで扱うためのUMLモデルについて、UMLデータモデリングの専門家、行動地理学、交通工学の専門家等と議論を重ね、研究者間の共通言語として通用するレベルまでモデルの改良を行った。しかしながら、この結果については、地理情報システム学会で発表を行う予定であったが、申請者の体調と関連研究とのスケジュール管理の都合から、発表を行うことができなかった。次年度に調整したい。
(3)その他2000年次の国勢調査の統計データその他を用い、日本の女性とジェンダーに関わる地図と関連する資料をまとめたアトラスを作成し、出版した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] The background of "Parasaito- Single" of Japan from the regional viewpoint.2006

    • 著者名/発表者名
      Yuko Takeda.
    • 雑誌名

      International Geographical Union 2007

  • [図書] 地図でみる日本の女性2007

    • 著者名/発表者名
      武田祐子, 木下礼子編著, 中澤高志, 若林芳樹, 神谷浩夫, 由井義通, 矢野桂司著
    • 総ページ数
      92
    • 出版者
      明石書店

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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