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2006 年度 実績報告書

ウガンダ・アミン政権下における「大主教殺害事件」を巡るoccult的言説の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18720245
研究機関東北学院大学

研究代表者

梅屋 潔  東北学院大学, 教養学部, 助教授 (80405894)

キーワードアミン / occult / 大主教殺害事件 / アフリカ / 言説
研究概要

初年度の研究は、計画通りに進捗した。国立民族学博物館、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、一橋大学、埼玉大学、神戸大学、慶應義塾大学などの所蔵文献を渉猟し、蒐集した。中でも、部分的ではあるが、慶應義塾大学と国立民族学博物館が所蔵する「官報」Uganda Gazetteのマイクロフィルムを閲覧、一部出力できたことは収穫であった。また8月8日から9,月6日まで実施したウガンダ国での現地調査においては、マケレレ大学社会科学部学部長のエドワード・キルミラ博士、ラファエル・オウォリムバララ大学学長などに研究計画について助言を得ることができ、得るところが大きかった。また、トロロ県における現地調査では改めて旧知のGodfey Otiti Oboth-Ofumbi氏(大主教ルウムとともに殺害されたアミン政権の国務大臣A.C.K.Oboth-Ofumbiの子息)と面会して貴重な情報を得たほか、各種書類をスキャナーで取り込み、保存することに成功した。彼らの属すNiirenjaクランのクランリーダーや長老に対するインタビューも実施し、系譜調査も行ったが、こちらは不首尾に終わった。次回改めて実施したい。また、デジタル・ビデオによる映像資料を持ち帰ることができた。映像には、トロロ県の人々がアミンとA・C・Kを揶揄するオカルトを歌う流行歌と踊りも収められている。今後の課題は、文献蒐集を継続すること、また来年度の現地調査で民族誌資料を蓄積することはもちろんであるが、映像資料の編集、録音資料の書き起こしも含め、順次解明されたことを整理して発表にそなえることである。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 酒に憑かれた男たち-ウガンダ・パドラにおける「問題飲酒」と妖術の民族誌2007

    • 著者名/発表者名
      梅屋 潔
    • 雑誌名

      人間情報学研究 第12巻

      ページ: 17-40

  • [雑誌論文] アチョワ事件簿-あるいは『テソ民族誌』異聞2007

    • 著者名/発表者名
      梅屋 潔
    • 雑誌名

      中部大学国際人間学研究所機関誌『アリーナ』 第4号

      ページ: 6-24

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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