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2007 年度 実績報告書

タンザニアにおける土地所有権-法規定と土地市場の実態の比較-

研究課題

研究課題/領域番号 18730004
研究機関富山大学

研究代表者

雨宮 洋美  富山大学, 経済学部, 准教授 (90401794)

キーワード法社会学 / アフリカ / 開発 / 所有権 / 貧困問題
研究概要

これまで調査がなされていないタンザニアにおける慣習的土地所有の形態を明かにするために、土地市場および土地法改正議論の検討・分析および近隣アフリカ諸国との比較し、現地調査および資料収集を行った。
平成19年度繰越し分として、昨今話題となっている狩猟採集民族の土地問題を調査し、村土地法上の問題点と農耕民の村では見られなかった特殊な問題-具体的には他の遊牧民や農耕民との土地争い-について明らかにした。
次年度内に行なうタンザニアのマジョリティである農耕民を対象とするパイロット調査と比較することを予定している。具体的には土地省が昨今、モデルケースとして扱っている首都近郊の村で調査を行い、土地省のかかげる目標どおりに村での登記をすすめようとしている実態と急激なプログラムにより引き起こされる問題点を明らかにするための下準備となった。本年度は農耕民とは異なる論理で統括される狩猟採集民の土地所有権の実情、農耕民を主眼とする法制度との軋轢の実態を明らかにし、調査結果の分析・とりまとめを行なった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 土地所有権のフォーマル化と経済発展-タンザニアを事例として-2007

    • 著者名/発表者名
      雨宮洋美
    • 学会等名
      国際開発学会(企画セッション)
    • 発表場所
      沖縄大学
    • 年月日
      2007-11-24
  • [学会発表] タンザニアにおける土地所有権-『1999年村土地法』の規定と村の実態を題材にコモンズを考える-2007

    • 著者名/発表者名
      雨宮洋美
    • 学会等名
      先導的学術センター(AFC)研究プロジェクト助成紛争解決と秩序・制度の構築に関する総合研究
    • 発表場所
      龍谷大学アフラシア平成開発研究センター
    • 年月日
      2007-10-20
  • [学会発表] タンザニアにおける土地所有権の現状-『1999年村土地法』を題材とした法の施行と村の実態-2007

    • 著者名/発表者名
      雨宮洋美
    • 学会等名
      アフリカ土地制度研究会
    • 発表場所
      アジア経済研究所
    • 年月日
      2007-09-21

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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