グスタフ・ラートブルフとヘルマン・U・カントロヴィッツの交友関係について

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 18730005
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 基礎法学
• 研究機関: 金沢大学
• 研究代表者: 足立 英彦 金沢大学, 法学系, 准教授 (30397202)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• キーワード: 基礎法学 / 思想史 / 法理学

研究概要

20世紀前半のドイツで活躍した法学者であるグスタフ・ラートブルフ(Gustav Radbruch)とヘルマン・U・カントロヴィッチ(Hermann U. Kantorowicz)の交友関係を、彼らが交わした手紙の読解等を通して明らかにすることを目的とした。当初の予定通り、研究期間内にドイツの大学図書館で保存されているカントロヴィッチのラートブルフ宛手紙の多くを複写し、その読解を進めた。

研究成果

• [雑誌論文] 関於拉徳布魯赫『法哲学的日常問題』的意義 (2008)
  • 著者名/発表者名: 足立英彦(満・劉訳)
  • 雑誌名: 太平洋学報 9巻 ページ: 35-37
• [雑誌論文] Hermann Kantorowicz and Legal Reform in Japan (2007)
  • 著者名/発表者名: Hidehiko Adachi
  • 雑誌名: Socio-Cultural Transformation in the 21st Century? ページ: 359-363
• [学会発表] 自然法論・法実証主義と様相論理 (2008)
  • 著者名/発表者名: 足立英彦
  • 学会等名: 第7回東アジア法哲学会
  • 発表場所: 中国・長春市
  • 年月日: 2008-09-22
• [学会発表] ラートブルフ『法哲学の日常問題』の意義について (2007)
  • 著者名/発表者名: 足立英彦
  • 学会等名: 第4回ラートブルフ・セミナー
  • 発表場所: 中国・汕頭大学
  • 年月日: 2007-05-20
• [図書] 『ラートブルフ・テーゼ』(実証主義は法律家を無防備にする)について, 青井秀夫・陶久利彦編, ドイツ法理論との対話 (2008)
  • 著者名/発表者名: 足立英彦
  • 総ページ数: 289-302
  • 出版者: 東北大学出版会
• [図書] 価値相対主義法哲学 : ラートブルフ, 深田三徳・濱真一郎編著, よくわかる法哲学・法思想 (2007)
  • 著者名/発表者名: 足立英彦
  • 総ページ数: 36-37
  • 出版者: ミネルヴァ書房
• [図書] 再生自然法論とラートブルフ, 深田三徳・濱真一郎編著, よくわかる法哲学・法思想 (2007)
  • 著者名/発表者名: 足立英彦
  • 総ページ数: 52-53
  • 出版者: ミネルヴァ書房
• [備考] ロバート・アレクシー(足立英彦訳)「法哲学の本質」青井秀夫・陶久利彦編『ドイツ法理論との対話』(東北大学出版会、2008年)11〜29頁