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2006 年度 実績報告書

実定行政実体法の悉皆的分析-義務付け・差止め訴訟の原告適格を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 18730015
研究機関東北大学

研究代表者

仲野 武志  東北大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (50292818)

キーワード行政訴訟 / 原告適格
研究概要

研究期間の初年度に当たる平成18年度においては、研究計画に掲げた目標のうち、ほぼ全てを達成することができた。すなわち、権利保護訴訟と民衆訴訟との間に位置する制度保障訴訟の出訴適格を基礎づける「不特定多数者の法律上の外延」について、明治期から現代に至るまでのわが国の実定行政実体法を逐一精査するという丹念な作業を経た上で、その全てを比較・検討し、評価・分類を行った。このような方法論は、これまでの先行研究に類をみなかったものである。さらに、かくして得られた解釈論上の所見を立法論にまで敷衍し、いまだ試論の域にあるとはいえ、「申請者以外の者に係る許認可等手続の改善を図るための関係法律の整備に関する法律案」として、その実践的方向を呈示した。これによって、わが国の行政法学において長年難問とされてきた「第三者の原告適格論」に終止符を打つことができたと考えている。以上の成果は、直ちに単行本(後掲『公権力の行使概念の研究』)として発表された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 事務の帰属する公共団体と指定確認検査機関2006

    • 著者名/発表者名
      仲野 武志
    • 雑誌名

      ジュリスト臨時増刊 1313

      ページ: 43-44

  • [雑誌論文] 医療法30条の7の規定に基づて都道府県知事が病院を開設しようとする都府に行う病院開設中止勧告2006

    • 著者名/発表者名
      仲野 武志
    • 雑誌名

      自治研究 82・12

      ページ: 139-150

  • [図書] 公権かの行使概念の研究2007

    • 著者名/発表者名
      仲野武志
    • 総ページ数
      339
    • 出版者
      (株)有斐閣

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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