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2008 年度 研究成果報告書

契約の改訂・調整プロセスにおける法規制の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18730068
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 民事法学
研究機関名古屋大学

研究代表者

吉政 知広  名古屋大学, 大学院・法学研究科, 准教授 (70378511)

研究期間 (年度) 2006 – 2008
キーワード民法
研究概要

本研究は、契約が締結された後に事情の変動が生じた場合において、裁判所による契約の改訂が、どのような正当化根拠に基づいて、どのような要件の下で認められるのか、という問題の解明を目指すものである。これまでに承認されてきた、「事情変更の原則」は、契約を当初の内容で維持することが信義則に反すると考えられる場合に、契約の内容を制限する法理として位置づけられてきた。このような理解に替えて、本研究では、ドイツ法、および、アメリカ法における議論の分析を踏まえて、当初の契約において引き受けられていないリスクが実現した場面における、契約当事者の自律的な規範形成を支援する制度として、「契約改訂規範」を位置づけるべきことを提唱した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2009 2008 2007

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 賃料自動改定特約のある建物の賃料減額請求の当否等の判断方法(判批 : 最判平成20年2月29日)2009

    • 著者名/発表者名
      吉政知広
    • 雑誌名

      ジュリスト 1376号(平成20年度重要判例解説)(掲載決定済み)

  • [雑誌論文] ウィーン売買条約(CISG)と履行請求権の限界-ドイツ国内法との交錯2008

    • 著者名/発表者名
      吉政知広
    • 雑誌名

      名古屋大学法政論集 227号

      ページ: 447-473

  • [雑誌論文] 契約改訂規範の構造2008

    • 著者名/発表者名
      吉政知広
    • 雑誌名

      私法 70号

      ページ: 138-144

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 契約改訂規範の構造(2)-契約改訂プロセスにおける法の介入と支援2008

    • 著者名/発表者名
      吉政知広
    • 雑誌名

      名古屋大学法政論集 221号

      ページ: 195-229

  • [雑誌論文] 契約改訂規範の構造(1)-契約改訂プロセスにおける法の介入と支援2007

    • 著者名/発表者名
      吉政知広
    • 雑誌名

      名古屋大学法政論集 216号

      ページ: 29-65

  • [学会発表] 契約改訂規範の構造2007

    • 著者名/発表者名
      吉政知広
    • 学会等名
      第71回日本私法学会
    • 発表場所
      専修大学法学部
    • 年月日
      2007-10-07

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公開日: 2010-06-10   更新日: 2016-04-21  

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