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2008 年度 実績報告書

現代日中関係と歴史認識問題

研究課題

研究課題/領域番号 18730122
研究機関中央大学

研究代表者

服部 龍二  中央大学, 総合政策学部, 准教授 (80292712)

キーワード日中関係 / 歴史認識問題 / 「田中上奏文」 / 日中歴史共同研究 / 広田弘毅 / 王正廷
研究概要

現代日中関係と歴史認識問題について「田中上奏文」を軸とした分析を現在に向けて進めた。具体的には、東京裁判から冷戦期、そしていわゆる歴史認識問題が顕在化する1980年代以降である。
これらについては、以前に発表した論考と合わせて、拙著『日中関係と歴史認識-「田中上奏文」の研究(仮)』と題する著作を発表すべく準備した。同書は、来年度にも刊行できる段階となっている。
一方、伝記的な研究としては、日中間で評価の別れる広田弘毅について研究を行った。その成果は、拙著『広田弘毅-「悲劇の宰相」の実像』(中央公論新社、2008年)として公刊した。
また、より一般的な伝記的研究としては、佐道明広・小宮一夫・服部龍二編『人物で読む現代日本外交史-近衛文麿から小泉純一郎まで』(吉川弘文館、2008年)、佐道明広・小宮一夫・服部龍二編『人物で読む近代日本外交史大久保利通から広田弘毅まで』(吉川弘文館、2009年)を共編でまとめた。
日中両国主催の日中歴史共同研究にも引き続き参加しており、中国の済南などで会議に出席した。そこでの報告書は、担当分として近現代史篇第1部第3章を仕上げており、来年度に向けて公表予定となっている。
史料面では、拙編「王正廷回顧録Looking Back and Looking Forward』(中央木学出版部、2008年)を刊行した。そのほか、「宮澤談話に関する一史料」(『中央大学論集第30号掲載予定)、「金大中事件に関する一史料」(『総合政策研究』第17号、掲載予定)もある。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] (書評)酒井哲哉著『近代日本の国際秩序論』2008

    • 著者名/発表者名
      服部龍二
    • 雑誌名

      日本歴史 719

      ページ: 127-129

  • [雑誌論文] (読書案内)歴史認識問題2008

    • 著者名/発表者名
      服部龍二
    • 雑誌名

      歴史と地理 614

      ページ: 39-42

  • [雑誌論文] (書評)高光佳絵著『アメリカと戦間期の東アジアーアジア・太平洋国際秩序形成と「グローバリゼーション」』」2008

    • 著者名/発表者名
      服部龍二
    • 雑誌名

      歴史学研究 850

      ページ: 55-58

  • [図書] 広田弘毅一「悲劇の宰相」の実像2008

    • 著者名/発表者名
      服部龍二
    • 総ページ数
      296
    • 出版者
      中央公論新社
  • [図書] 王正廷回顧録Looking Back and Looking Forward2008

    • 著者名/発表者名
      服部龍二
    • 総ページ数
      208
    • 出版者
      中央大学出版部
  • [備考]

    • URL

      http://www.fps.chuo-u.ac.jp/~rhattori/

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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