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2006 年度 実績報告書

日本企業の輸出価格設定行動とインボイス通貨選択の決定要因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18730187
研究機関横浜国立大学

研究代表者

佐藤 清隆  横浜国立大学, 経済学部, 助教授 (30311319)

キーワード為替レート / パス・スルー / インボイス通貨 / Pricing to market
研究概要

平成18年度中に、財務省が公表している詳細な日本の貿易データを活用して、1988-2005年までの日本の輸出のデータセットを整備した。この財務省データから、HS-9桁分類の詳細な品目ごとに、輸出額と輸出量のデータが得られる。さらに各品目のデータの輸出相手国別内訳も明らかになる。これら輸出額と輸出量のデータを基に、単位価格(Unit Value)を各品目別、輸出相手国別に計算している。すでに20品目以上の品目を選択し、35の輸出相手国ごとにデータを分類している。平成18年度中にOLSによる単純な回帰分析を行って、予備的実証分析を終えている。しかし、単位価格のデータはノイズが多く、単純な回帰分析では必ずしも満足な結果は得られていない。平成18年度後半から、先行研究に従って回帰式を拡張して推定するだけでなく、Kalman Filterの手法を応用したTime-varying parameter modelの推定まで研究を進めた。その研究成果を平成19年12月にニュージーランドで開催されるModelling and Simulation Society of Australia and New Zealandの国際大会(MODSIM07)で報告することが決定している。平成19年度には論文の最終版を完成させて上記学会に提出し、学会で得られたコメントを基に再度改訂を行う計画である。最終的な研究成果は英文のレフリー制の学術雑誌に投稿することを目標としている。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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