本研究は、日本の輸出企業の価格設定(インボイス通貨選択)行動を詳細な輸出品目のレベルで分析する実証研究である。特に対東アジア輸出に焦点を当てながら、HS9桁分類の日本の貿易統計を用いて、為替レートのパススルー率で計測される日本企業のインボイス通貨選択行動を、品目別・輸出相手国別に分析した。その研究成果は2007年12 月にニュージーランドで開催された国際学会、Modelling and Simulation Society of Australia and New Zealand(MODSIM07)で発表し、同学会の査読付きProceedings に掲載された。
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