研究課題
1.平成18年度(2006年)は、3年計画の初年度として、基礎研究のレビュー及び国際的な研究ネットワークの構築を図ると共に、研究の理論面の構築に重点的に傾注。2.以上の研究の一環として、9月にオーストリアの国際応用システム分析研究所(IIASA)において、「製造技術とITとの比較に視点を据えた社会経済への浸透過程における技術の性格形成メカニズムの解明」をテーマとした12カ国28人、11力カ国28人の国際的・学際的専門家の参加によるワークショップに参加し、研究発表を実施。同ワークショップを通じて、博士課程時から一貫した問題意識のもとで構築してきた学際的なネットワークを整備・発展。3.また、21世紀COEプログラム「インスティテユーショナル技術経営学」の拠点形成活動に関連したシンポジウム・ワークショップに、企画段階から参加・貢献。全国COE拠点との連携を通じた、新たな協力体制の構築4.以上の結果、次のような注目すべき成果を得、命題解明への基本的知見を取得。(1)市場では売上高・財務体質の健全性に加え、TFP成長率に表れる技術の質の向上が高く評価(2)財務体質の健全性はそれ自身が市場に評価されるとともに、技術の質の向上を通じても企業の市場評価に影響(3)研究開発投資の質的深化による技術の質の向上と市場評価のダイナミズムは、技術経営システムの変容を促す企業のインスティテユーションにより循環5.以上の結果は、研究・技術計画学会に発表するとともに、国際学術誌に投稿予定。
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Journal of Services Research (in print)
Journal of Advances in Management Research 4, No. 1
ページ: 29-48
Journal of Services Research 6, No. 2
ページ: 7-24
Technovation 26, No. 7
ページ: 796-806
研究・技術計画学会 第21回 年次学術大会講演要旨集
ページ: 1057-1060