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2006 年度 実績報告書

ゲームを用いた組織成果向上のための競争・協力バランスとコーディネートに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18730267
研究機関大阪国際大学

研究代表者

田窪 美葉  大阪国際大学, 経営情報学部, 助教授 (80319798)

キーワードチーム作業 / 創造性 / ビジネスゲーム / 教材 / 競争 / 協力
研究概要

競争と協力のゲームとしてのビジネスゲームについて、ファシリテーターの立揚から、その効果的な進め方、それを支援する教材について考察を行った。
すでにプロトタイプを作成済みのCoCoゲームでは、「協力」、「競争」という行動を、プレイヤーはほとんど意識することがなく、ただ自分の得点を向上させるために、結果としての協力、結果としての競争行動が行われていた。ビジネスゲームでは、この「競争」、「協力」という行動が、個人の利益の増大だけではなく、チーム成果の向上を目指し、意識して行われることに着目し、この要因をCoCoゲームに導入したいと考え、その前段階として、ビジネスゲームの中での作業を細かく検討し、チームの成果を上げるために協力を導きやすくなる支援の方法について検討した。
支援する中身として、特に重要だと考えられることは、以下の4点である。
1.意思疎通
経営理念の共有、経営状況の確認など。口頭での伝達だけでなく、文章化することにより内容を意識させる効果もある。
2.リスクの予測・計画策定
起こりうるリスクの予測と、それによりどのような状況が起こりうるかの把握。問題の多い経営計画などを発見する効果もある。
3.概念・単語の理解
変数同士の関係を直観的に理解し、ある変数の変更が、他の変数や全体にどれだけの影響を及ぼすかといったことを理解する。
4.無駄な作業の防止
時間が限られている場合などに、項目をチェックすることで、実現性のない計画策定の時間を省くことができ、より効果的な計画に取り組むことを促進する。
これらの点を取り入れ、現在、CoCoゲームとビジネスゲームの融合に取り組んでいる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 創造的チーム作業を促進する教材の考察-ビジネスゲームを題材として-2007

    • 著者名/発表者名
      田窪美葉
    • 雑誌名

      国際研究論叢 20巻・3号

      ページ: 89-102

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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