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2006 年度 実績報告書

学校における問題行動予防プログラムの開発-予防科学の観点から-

研究課題

研究課題/領域番号 18730408
研究機関東京学芸大学

研究代表者

松尾 直博  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10302902)

キーワード学校 / 児童 / 生徒 / 問題行動 / 予防 / 心の教育
研究概要

平成18年度は、学校における問題行動予防プログラムの開発のために、国内外の最新の知見を収集するともに、「包括的心の教育プログラム」として教員研修向けのプログラム開発を行った。
海外の研究資料の収集によって、以下のようなことが明らかになった。米国では、2000年頃から学校における問題行動(いじめ、暴力行為、薬物乱用など)の予防プログラムに強い関心が向けられており、予防科学の考え方をもとにした各種プログラムが開発されている。その効果を検討した多くの研究から、ある側面に特化した、単発のプログラムでは効果が十分でなく、包括的な観点からの継続的なプログラムが効果の高いことが示されている。英国では、Emotional Literacy(感情のリテラシー)という考え方が広まり、感情の読み取り、表出を育てることによって、問題行動を予防しようという取り組みが行われている。このような海外の知見から考えると、包括的で、継続的な特徴を持つ、「心の教育」という日本の考え方を再評価し、整理することが問題行動予防プログラム開発の上で鍵概念になると思われる。
こうした考え方をもとに、「包括的心の教育プログラム」の開発を行った。教員が自分のペースで学び、教育実践に取り入れるためにwebベースでの教材作成を行い、e-Learningによって研修が可能かについての検討を行った。協力校からの評価を基に修正を加え、プログラムの内容の修正、加筆を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 「教育相談」でするいじめへの対応2007

    • 著者名/発表者名
      松尾 直博
    • 雑誌名

      学校マネジメント 46巻5号

      ページ: 18-19

  • [雑誌論文] 自尊心を育てるほめ方・叱り方2007

    • 著者名/発表者名
      松尾 直博
    • 雑誌名

      児童心理 61巻4号

      ページ: 12-17

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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