研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、どのような側面が想起されやすいかに着目して想起内容を分析しつつ、自伝的記憶の神経心理学的研究を進めること、事例の日常生活に密着し、実生活上の認知活動との関連を明らかにし適切な援助方略を構築することにあった。ある健忘症事例において手がかりの詳細さが想起内容の具体性を改善させたこと、過去の記憶の想起と将来をイメージすることの両方に障害があることが明らかにされた。同時に、そうした事例が外界にある手がかりを偶然用いて想起する様子についても分析し、外界の手がかりを適材適所で配置することが重要であり、そうした能力が未来をイメージできないことをかろうじて補償している可能性があると考えられた
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宮城教育大学特別支援教育総合研究センター研究紀要 3,21
ページ: 59-70
宮城教育大学特別支援教育総合研究センター研究紀要 2
ページ: 21-27
Psychological Reports, 101
ページ: 796-802