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2006 年度 実績報告書

心疾患罹患者の臨床心理学的実態研究と支援プログラムの検討

研究課題

研究課題/領域番号 18730444
研究機関聖学院大学

研究代表者

長谷川 恵美子  聖学院大学, 人間福祉学部, 准教授 (00334251)

キーワード心臓リハビリテーション / ストレス・コーピング / 循環器 / 心筋梗塞 / 狭心症 / 精神症状
研究概要

本研究では,日本における心疾患患者への心理的援助プログラムのガイドライン作成めざし基礎的な知見を整理・提示しその効果的なあり方と今後の課題を明らかにすることを目的に,心疾患罹患者の心理・社会的特性を面接調査,質問紙調査を実施した.両調査とも,医療機関の倫理委員会から承認を得たのち,心臓リハビリテーションを導入している医療機関および一般協力者への説明と意見交換を十分に行ったのち調査協力者,1人1人に調査内容を説明し同意を得た上で実施した.
面接調査では具体的に求められる支援内容や病前の生活パターンなどを問う調査であり質問紙調査では,心臓リハビリテーションに通院している患者97名(男性74名,女性21名:平均年齢:66.5±12歳),一般協力者101名(男性60名,女性41名,平均年齢:61.0±10歳)を対象に,無記名での自記式調査を実施した.調査用紙には,性別,年齢などの基本情報および,GHQ28(Goldberg,1972),HADS(Zigmond AS,1993),Ways of Coping Questionaire(Lazarus,1985),SF-36(Fukuhara,1998)など既存の尺度と,これまでの研究により作成された項目が含まれた.
面接調査は現在継続中であるが,質問紙調査の回収率は96%であり現在までにリハビリテーション参加者では,(1)精神的健康度は低く,またストレス対処得点の中でも特に,計画的問題解決などが低い傾向がみられている,これらの結果から,心臓リハビリテーションにおいてストレスへの対処が必要でありその具体的な方法をプログラムに取り入れる必要性が感じられた.なお研究成果の一部を,第13回日本心臓リハビリテーション学会などをはじめ,関連学会で報告する予定である.さらに今後調査1の結果とあわせ,現場で必要な対応とともに,現場で有用な調査票を検討する予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] WHOQOL-OLD調査票開発研究における重要性の調査票にみられた心疾患既往のある高齢者の特徴2007

    • 著者名/発表者名
      長谷川恵美子, 加藤芳朗, 他
    • 雑誌名

      心臓リハビリテーション 12(1)

      ページ: 154-157

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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