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2006 年度 実績報告書

大学生の就職活動時におけるストレス・マネジメント教育プログラムの開発と効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 18730445
研究機関聖徳大学

研究代表者

種市 康太郎  聖徳大学, 人文学部, 助教授 (40339635)

キーワード就職活動 / ストレス・マネジメント / スキルトレーニング / ソーシャル・スキル / 面接評価 / キャリア教育
研究概要

以下の3つの研究を実施した。
(1)大学生のソーシャル・スキル、ストレス・コーピング方略、ソーシャルサポートの授受が、就職活動時のストレスに及ぼす影響に関する研究
女子大学4年生54を対象に調査、分析を行った。1)就職活動時の「就職活動行動」「認知的評価」「コーピング方略」「ソーシャル・スキル」と「ストレス反応」との相関係数を算出した。その結果、活動計画を立て、それを実行する学生、活動に対する認知的評価が良好な学生、コーピング方略が積極的な学生、そして,ソーシャル・スキルが高い学生ほど、活動に対するストレス反応が低い傾向にあることが明らかとなった。2)4月時点での内定者は、未内定者よりも就職活動に対する「コミットメント」の認知的評価得点が有意に高かった。
(2)大学生の就職活動時のソーシャル・スキル・トレーニング(SST)が就職活動の活発さ、内定の取得、就職活動への満足度、キャリア意識形成に及ぼす影響に関する無作為割付比較試験による研究
対象:女子大学3年生24名。方法:前半にSST、後半に就職筆記試験対策講座を行う群と、前後半の実施を逆とした群の2群に被験者を無作為に割り付け、自己評価および面接による第三者評価により評価した。現在、ビデオによる評価を実施中である。
(3)自記式ソーシャル・スキル尺度と、面接によるソーシャル・スキル評定との相関に関する研究
ソーシャル・スキルの自己評価と面接によるスキルの他者評価の相関関係について検討した。女子大学4年生25名を対象に、就職時と同様の模擬面接を実施した。その際、1)普段のスキルに関する自己評価、2)模擬面接に関する自己評価、3)模擬面接に関する他者評価を行った。その結果、1)と3)は高い正の相関を示したが、2)と3)には有意な相関は認められなかった。したがって、面接に対する自己評価と他者評価は一致しない場合があると考えられた。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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