研究課題
若手研究(B)
ヒトの知覚的体制化の究極要因を調べるために,知覚的体制化に関連するオブジェクトベースの注意過程の種間多様性を調べた。霊長類と比較したところ,鳥類では,背景のオブジェクトが注意を捕捉することはなく,それは先行手がかりの有効性を操作しても変わらなかった。本来,課題において重要でないオブジェクトであるにもかかわらず,そのオブジェクトが自動的に注意を捕捉することが霊長類の注意過程の独自性であり,その知覚的体制化の進化に貢献してきた可能性が示唆された。
すべて 2008
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動物心理学研究 58
ページ: 103-109
動物心理学研究 58巻
ページ: 77-85