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2008 年度 実績報告書

コミュニティ拠点型成人教育施設の官民共同管理に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18730486
研究機関東北大学

研究代表者

石井山 竜平  東北大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (30304702)

キーワード自治体改革 / 指定管理者制度 / 社会教育 / 生涯学習 / 委託 / NPM
研究概要

これまでの調査で明らかにされたことの一つは、公的社会教育の住民委託というリストラ手法は、従来は都市部で先行してきたが、近年ではむしろ、過疎化が深刻な小規模自治体で積極的に進められ始めている、ということである。
こうした自治体における社会教育の再編は、単に財政削減だけが目指されて取り組まれているのではない。「従来の公民館は、行政が用意した教育事業で住民が学ぶ、という構図であって、住民は受け身の存在であった。こうしたあり方からは脱却し、もっと住民の能動性に支えられた施設に切り替えていくべき」との認識のもと、むしろ「住民主体」を拓く戦略として取り組まれている。
このような、住民主体の仕組みを積極的に創りだそうとして公的社会教育が壊されていく、という今日的事態の内実を探るべく、平成20年度からは、その先駆的事例とみられる、福島県会津坂下町における「自主公民館」化の動向調査に着手した、こうした調査から得られた知見は、日本社会教育学会年報(2009年度発刊予定)掲載予定論文に反映する予定である。
また、2008年7月には韓国・釜山の平生教育の動向についての調査、2009年3月には中国 ・ 上海における社区教育の動向についての調査を行い、アジア的視野での生涯学習をめぐる公的条件整備の比較検討に着手した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 公民館をめぐる政策の動向2008

    • 著者名/発表者名
      石井山竜平
    • 雑誌名

      日本公民館学会年報 5

      ページ: 127-132

  • [学会発表] 転換期の公民館を考える2008

    • 著者名/発表者名
      石井山竜平
    • 学会等名
      日本公民館学会
    • 発表場所
      広島修道大学
    • 年月日
      2008-12-07
  • [図書] 教育のガバナンスと発達「自由」空間の再生南里悦史著『教育と生活の論理』2008

    • 著者名/発表者名
      石井山竜平
    • 総ページ数
      123-142
    • 出版者
      光生館

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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