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2008 年度 研究成果報告書

近世人間形成に果たす宗教メディアの意義-地域文化センターとしての寺院に着目して-

研究課題

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研究課題/領域番号 18730502
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

梶井 一暁  鳴門教育大学, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (60342094)

研究期間 (年度) 2006 – 2008
キーワード教育史 / 近世 / 寺院 / 僧侶 / メディア
研究概要

近世寺院や僧侶に関する教育史的研究を試みるため、地域文化センターとしての寺院の性格に着目し、村の知識人や教師として僧侶をとらえる視座から考察を進めた。
町や村に住し、人びとが関係を切り結ぶ末寺僧侶が、その多くはかつて京都や江戸の仏教学の中心的教育研究機関で学んだ経験をもつ者であったことを明らかにした。
末寺僧侶が都市修学経験者という外部とつながる文化的外部性を備えることが、村や町における僧侶の知識人や教師としての文化性や権威性の背景を形成した。町や村をこえてネットワークを形成する庶民も成長しつつあったが、僧侶は都市の学問や文化とより深部において接しうる存在であり、その経験を通じて彼らが外部から町や村に運びいれる文化や学問の性質は、庶民のそれとは一定程度異なったことを明らかにした。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 近世教育史研究の課題と展望-寺院・僧侶を中心に-2008

    • 著者名/発表者名
      梶井一暁
    • 雑誌名

      日本教育史研究 27

      ページ: 65-82

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 木村政伸『近世地域教育史の研究』を読んで2008

    • 著者名/発表者名
      梶井一暁
    • 雑誌名

      日本教育史研究 26

      ページ: 102-108

  • [雑誌論文] 近世僧侶の農民子弟の学習活動へのかかわり-安芸国広島藩領賀茂郡黒瀬組の事例-2007

    • 著者名/発表者名
      梶井一暁
    • 雑誌名

      鳴門教育大学研究紀要 22

      ページ: 24-36

  • [雑誌論文] 高島と土佐泊の「師匠塚」2007

    • 著者名/発表者名
      梶井一暁、木内陽一、中山知富、岡田廣純
    • 雑誌名

      鳴門教育大学学校教育研究 22

      ページ: 1-4

  • [図書] 東広島市黒瀬町2008

    • 著者名/発表者名
      勝部眞人、阿部英樹、長谷川博史、下田路子、梶井一暁
    • 総ページ数
      283-306
    • 出版者
      黒瀬町史・通史編
  • [備考]

    • URL

      http://www.naruto-u.ac.jp/~kkajii/home/

URL: 

公開日: 2010-06-10   更新日: 2016-04-21  

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