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2008 年度 実績報告書

「キャリア教育」の社会学的研究-生徒の社会化と進路分化に注目して-

研究課題

研究課題/領域番号 18730522
研究機関東京学芸大学

研究代表者

金子 真理子  東京学芸大学, 教員養成カリキュラム開発研究センター, 准教授 (70334464)

キーワードキャリア教育 / カリキュラム / 社会化 / 進路分化 / エスノグラフィー
研究概要

現在、文部科学省では、「学校段階からのキャリア教育の更なる広がり・強化」を、施策の目玉の一つとして掲げている。しかし、各学校の教師たちが、「キャリア教育」の中身をどのように解釈し、具体的にいかなるカリキュラムとして学校現場の実践に取り入れようとしているのか、さらには、そうしたカリキュラムが、「意図せざる結果」を含めて、生徒の社会化や進路分化にどのような影響を及ぼす可能性があるかについては、十分な検証がなされているとはいえない。そこで本研究は、近年の「キャリア教育」の学校現場における展開のありようを描き出すと同時に、それが生徒の社会化や分化にいかなる影響を及ぼすことになるのかを、社会学的に検討することを目的として研究をすすめてきた。
(1) 関連文献や資料の収集を行った。
(2) 都立高等学校の管理職と進路指導担当教諭に対して資料収集とインタビュー調査を実施した。学校現場への導入が求められている「キャリア教育」を、教師たちがどのように捉え、具体的にどのように実施しているかを調査するためのものである。詳細なインタビューを実施した、就職決定率の高いある工業高校では、「入学後のすべての教育活動が、生徒の進路選択という一点に向けて組織化されている」様子を聞いたが、次年度以降エスノグラフィックな調査を継続する予定である
(3) 中学・高校の教職やさまざまな職を転々としたのちに、保育士として30年以上勤めている保育士に、自らのキャリア選択の経験についてインタビュー調査を実施した。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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