研究概要 |
平成18年度は8月末から9月末にかけ英国への現地調査を行い視察やインタビューを行った。訪問先は、DfES(教育技術省)、マンチェスター地方当局のExtended Schools and Children Services部門、評価調査を行った研究者(ニューカッスル在住Alan Dyson, Colleen Cummings)、ContinYou(Extended Schoolのコンサルタント業務を担うNPO)、SEED(スコットランド教育省)、および以下の7つの小中学校である。訪問した小中学校は拡張学校の先進校とされる学校である。North Perth Community School(Scotland, Perth)、Sanquhar Primary School(Scotland, Sanquhar)、Cedar Mount High School(Manchester)、StJohn's Primary School(Manchester)、Mitchel High School(Stoke-on-Trent)、Lister Community School(London)、Harverstock Schools(London)。 この訪問調査により、イングランド・スコットランド両国での、教育、福祉、医療、警察、保護者支援といった子どもサービスの全体的統合における行政再編と評価方式の大胆な改革、子どもサービスの末端における実際の詳細が明らかとなった。 現地で得られた資料や購入した文献をもとに一次的なリポートを編著に寄稿した。さらに平成19年6月の教育経営学会で発表の予定である。予算の都合から米国の予備調査及び初年度の報告書作成は行わなかった。
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