今日、日本各所で行なわれているアートイベント、アートプロジェクトは、今日の社会情勢、地域社会の現実に対抗するためにはじまっている。そして、社会が危機に瀕している現在、公教育は、地域共同体を維持する砦となり、真正面から希望を語り未来を託すための営みに従事できる場所となっていることが本研究をとおして明らかになった。以上のことから、多様な知と実践に出会い協働していくため場として現代美術を再認識し、市民社会への学校教諭の参画の推進、学校教諭の主体的な判断に基づく社会教育活動への参画を推進していくことが重要となる。
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