研究概要 |
平成18年度は,調査と教材分析の両方の側面から研究を行った。 調査としては,社会科教育国際学会(ワシントンD.C)への参加・調査,国内社会系教科関連学会への参加・発表(日本カリキュラム学会,日本教育方法学会,全国社会科教育学会)を行った。 その成果は以下の業績に代表される。 ・藤本将人,福田正弘「オーセンティック概念に基づく社会科授業開発モデル-知識構築型授業への転換-」『長崎大学 教育学部 教育実践総合センター紀要』第6号,2007年3月。 また教材分析としては,米国で発刊された博士論文の記述内容とそこに現れている授業案の再現・分析を行った。 その成果は以下の業績に代表される。 ・藤本将人「Authentic Assessmentの授業構成原理-学びの文脈に着目して-」全国社会科教育学会 第55回全国研究大会 自由研究発表 福井大学 2006年10月29日。 その他,発刊時期は未定だが,社会科関連の用語集の執筆(「高齢化社会と少子化社会」「公害と環境破壊」「国益と人類益」「直接民主主義と間接民主主義」「独占と寡占」「二大政党制と多党制」「ワークシェアリングとアウトソーシング」という現代社会を読み解く重要な概念ではあるが,指導上,難解な用語を解説。用語の解釈がもたらす授業実践上の特質も解説している)を完了している。 また研究成果に基づいて,共著を執筆中である。 「地理歴史科,公民科における評価」片山宗二・池野範男監修,棚橋健治編著『新しい学びを拓く 地理歴史科,公民科授業の理論と実践』ミネルヴァ書房,2007年10月発刊予定。
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