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2006 年度 実績報告書

自閉症児・者における行動障害支援マニュアルの開発と効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18730559
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

井澤 信三  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 助教授 (50324950)

キーワード自閉症 / 行動障害 / 応用行動分析 / 支援マニュアル / 広汎性発達障害
研究概要

関係する先行研究の総括より,試行版・行動障害支援マニュアルを作成した。試行版・行動障害支援マニュアルでは,行動障害のアセスメント[(1)行動問題のアナログ記録シート,(2)行動問題のMASシート(Motivation Assessment Scale, Durand & Crimmins, 1992)]+行動障害支援方略シート+評価のための行動記録シートから構成された。【研究I:学校現場における自閉症の行動障害に関するアンケート調査】学校現揚において自閉症への対応に対する教師の「困り感」を調査するために,[児童・生徒のプロフィール][もっとも対応が困難であった行動問題/どのような状況・きっかけであるか/どのような対応をしたか/機能の推測]について,自由記述形式による調査を行った。その結果,「もっとも対応が困難である行動」として,「他傷・攻撃行動」が23.1%,「活動不参加」が19.0%,「騒がしさ」が14.3%となった。強度行動障害判定基準表(厚生省)には含まれていない「活動不参加(19.0%)」「情緒的反応(8.8%)」「性的関係(2.7%)」などが一定数存在した。【研究II:試行版・行動障害支援マニュアルの効果の検討のための予備的実践】行動障害支援マニュアルの効果を検討することを試みた。研究II-1:家庭場面における行動症障害支援マニュアルに基づいた実践研究,研究II-2:協力いただいた公立養護学校における研究テーマ「自閉症の理解と援助司行動問題への対処:社会に出て豊かな生活をおくるために-」,研究II-3:協力いただいた聾学校幼稚部における行動障害支援マニュアルに基づいた実践研究:協力いただいた公立聾学校幼稚部において,「自閉症を併せ有する聴覚障害幼児への指導と連携-ソーシャルスキルトレーニング-」が実施された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 視覚障害のある自閉症者における自傷行動低減のための家庭生活ヘの支援-訓練場面における効果を家庭場面へ移行するための方略の検討-2007

    • 著者名/発表者名
      井澤信三, 竹澤律子
    • 雑誌名

      兵庫教育大学研究紀要 30

      ページ: 31-37

  • [雑誌論文] 知的障害養護学校における自閉性障害生徒の二次的な障害の改善を目指した支援-個別スケジュールの提示とPECSを応用した要求行動指導の効果-2007

    • 著者名/発表者名
      藤本優子, 井澤信三
    • 雑誌名

      発達心理臨床研究(兵庫教育大学附属発達心理臨床研究センター) 13(印刷中)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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