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2007 年度 実績報告書

ダウン症者の加齢にともなう能力低下に対する心理・行動機能維持プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18730561
研究機関長崎大学

研究代表者

小島 道生  長崎大学, 教育学部, 准教授 (50362827)

キーワード障害者教育
研究概要

本年度は、まずダウン症者の心理・行動機能維持プログラムを開発し、実際に適用を試み、その効果及び課題などについて検討を行った。支援は、間接支援と直接支援の2つが行われた。その結果、直接支援に参加した対象者から「自分の健康管理の仕方がわかった」「食事や栄養について勉強できてよかった」「ダイエットできた」などの感想や報告があった。また、保護者からは「楽しんで、勉強できた」「健康管理が以前よりもしっかりとできるようになった」などの報告があった。間接支援を行った施設職員からは「日頃行っている内容の重要性が再確認できるとともに、継続し、能力の維持を試みようと考えた」などの報告があった。しかし、対象者が主として取り組んだプログラム内容は個々によって異なっていることもあり、全体を評価することは難しかった。また、知的発達水準に応じたプログラム内容に改変していくことやプログラムの効果を客観的に評価していく尺度の開発などの課題も浮き彫りとなった。そして、本年度は平成18年度に実施した全国の知的障害関係施設における利用者の能力維持や健康管理に関するアンケート調査について、学会発表及び学術論文にて研究成果を公開した。さらに、2年間の研究成果について「成人期版:ダウン症者の支援マニュアル〜生涯発達のタイプと地域に応じた支援方法〜」という報告書としてまとめ、全国の知的障害関係施設などの関係機関に配布した。なお、研究成果の一部については、まだ未公開のため今後公開していく予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 離島・へき地の知的障害施設における支援状況2008

    • 著者名/発表者名
      小島道生
    • 雑誌名

      長崎大学教育学部紀要 73

      ページ: 69-74

  • [学会発表] 成人期知的障害者への能力維持及び健康管理に対する支援状況2007

    • 著者名/発表者名
      小島道生
    • 学会等名
      日本特殊教育学会
    • 発表場所
      神戸国際会議場
    • 年月日
      2007-09-24
  • [学会発表] 成人期知的障害者への能力維持及び健康管理に対する支援の状況〜全国調査の結果から〜2007

    • 著者名/発表者名
      小島道生
    • 学会等名
      日本発達障害学会
    • 発表場所
      山口県立大学
    • 年月日
      2007-08-04

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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