地球のような岩石でできた惑星の形成の最終段階は原始惑星とよばれる火星サイズの天体の衝突合体と考えられている。この過程を専用シミュレータを用いてシミュレーションを行うことによって明らかにした。標準的な初期条件を用いた場合、内惑星領域では典型的に2個の地球サイズの惑星と1-2個の小さめの惑星が形成されることがわかった。これは現在の太陽系と同じである。惑星の最大質量は原始惑星の全質量に比例する。また、惑星の自転角速度は分裂しない最大の角速度くらいになり、自転軸の傾きは90度のものが多いことがわかった。
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