| 研究概要 |
格子上で非摂動論的に繰り込みを遂行することができる、シュレーディンガー汎関数形式について研究を行いました。
実際の研究としては、domain wall fermionを用いたKaon B parameter (BK)の非摂動論的繰り込みの精密化を行いました。その結果、quench近似の範囲内ではあるものの小林一益川行列を実験から定めるときの誤差を大幅に減らせることが判明しました。また、domain-wall fermionにおける応用例として、クォーク質量の非摂動論的な繰り込みにも取り組み、非常によい制度でこれらの量を求めることが出来ました。
更なる応用例として、現在はup, down strangeクォークが入った系である2+1 flavor QCDにおける非摂動論的なrunning couplingの計算とクォーク質量の非摂動論的な繰り込みに取り組んでいます。
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