• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

温度・圧力変化に伴う含水珪酸塩鉱物の構造変化に関する結晶学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18740333
研究機関東北大学

研究代表者

栗林 貴弘  東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (20302086)

キーワード単結晶X線回折 / Super hydrous phase B相 / ダイアモンドアンビルセル / 結晶構造解析 / 体積弾性率 / 高温高圧
研究概要

本研究の初年度は,申請書の内容に基づいて,特に以下の点に関して研究を遂行した.
1.高圧下単結晶X線回折実験用ダイアモンドアンビルセルの改良
現在使用しているダイアモンドアンビルセルでは,温度変化に関する測定ができないため,温度制御下の測定が可能となるよう,試料部周りの設計・改良を行い,改良型高温・高圧単結晶X線回折実験用ダイアモンドアンビルセルの試作を行った.現在更なる改良を進めている.
2.高圧含水珪酸塩鉱物(super hydrous phase B相)の高圧合成
学習院大学の糀谷博士に協力いただいて,同大学理学部に設置されているマルチアンビル高圧発生装置を用いた合成実験おこない,申請書に記載している研究対象鉱物super hydrous phase B相(Mg_<10>Si_30_<14>(OH)_4)の合成とOH基をFに置換したsuper fluorous phase B相(Mg_<10>Si_30_<14>F_4)の二相をそれぞれ20GPa,1000℃ならびに21 GPa,1300℃の条件下で合成した.
3.合成試料の高圧下単結晶X線回折実験
本研究内容の一部が高エネルギー加速器研究機構の放射光共同利用課題(2006G262)に採択され,先に合成した試料super hydrous phase B相(Mg_<10>Si_30_<14>F_4)の7 GPa付近までの高圧下における単結晶X線回折実験を行い,super hydrous phase B (OH)相の予察的な体積弾性率と高圧下における結晶構造解析用強度データを収集した.

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi