研究概要 |
非定常雑音に埋もれた信号の検出問題に対して, 本研究では非定常観測データを定常なデータに変換する手法を開発し, これを定常化操作と名づけた。この手法を用いることによって, 観測データは定常な雑音と信号で構成されることになり, 従来の信号検出問題として取り扱うことが可能となる。また本研究では, 従来手法とは別に, 観測データの定常化で, 信号の存在する区間において, うまく定常化が行えないのではないかと考え, 定常性の検定による信号検出手法を提案した。これらの手法の有効性をシミュレーションおよび, 実実験により確認した。
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