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2006 年度 実績報告書

階層構造の導入による機械システム制御系の知能化

研究課題

研究課題/領域番号 18760160
研究機関秋田大学

研究代表者

平元 和彦  秋田大学, 工学資源学部, 助教授 (00261652)

キーワード構造系と制御系の統合化設計 / 階層型制御系 / ゲインスケジューリング / 消散システム理論 / セミアクティブ振動制御
研究概要

制御対象に時変または時不変の調整可能な設計変数が存在する場合に対し,制御対象中の設計変数のリアルタイム調整およびそれに応じたコントローラ調整をつかさどるスーパバイザと,スーパバイザからの指令に従って調整される制御対象およびコントローラによって構成される階層構造を持つ新しい制御系設計手法を提案・確立し,その有用性を示すことを目的として研究を行った.従来から提案されているLMIベースのゲインスケジューリング制御系において,スケジューリングパラメータを設計者が積極的に調整できると考え,その自由度を生かした設計手法を検討した.その基礎として,時不変の制御対象中の設計変数と,ゲインスケジューリングコントローラを同時に最適設計する手法を提案し,論文として発表した.
さらに,研究の過程で,車両や建築構造物などに対するセミアクティブ振動制御問題が,本研究課題で検討する階層型の制御系設計問題の枠組みの中で議論できることを見出し,この視点から新しい解析や設計が行える可能性について検討を行った.ダンパの減衰係数を二値でリアルタイムに切り替えるBang-Bang型セミアクティブ振動制御の新しい性能解析・制御系設計の手法を国内講演会において発表した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 構造系とゲインスケジュールドコントローラの統合化設計2006

    • 著者名/発表者名
      平元和彦, 中道健太
    • 雑誌名

      日本機械学会論文集C編 72巻・718号

      ページ: 1785-1792

  • [雑誌論文] Bang-Bang型セミアクティブ振動制御系の性能解析に関する一考察2006

    • 著者名/発表者名
      平元和彦, 松岡太一, 砂子田勝昭
    • 雑誌名

      第49回自動制御連合講演会講演論文集 SU4-1-1(in CD-ROM)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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