研究課題
若手研究(B)
携帯電話などで用いられる電波の生体への影響は、温度上昇によるものが支配的であるとされている。本研究では、携帯電話用アンテナより放射される電波による吸収電力と温度上昇の解析を行った。対象とする周波数は、次世代携帯電話が用いられる周波数である3GHz-4GHzの周波数を含むものとした。本研究目的のために、温度上昇解析手法の効率化手法を開発するとともに、3次元簡易モデル(球状)を用いた基礎検討も行った。その結果、耳翼による影響も無視できないことを明らかにした。また、3GHz以下の周波数では、電波安全基準で用いられている指標である局所10g平均SARと温度上昇の相関は良好であることを碓認するとともに、更に高い周波数でも良好な指標となる可能性を示唆するものであった。
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