研究概要 |
二次元波長ホッピング/時間拡散光符号分割多重システム(2-D WH/TS OCDM)におけるオーバーラッピングパルス位置変調(OPPM)を含む光変調技術の適用につい1ての研究:二次元波長ホッピング/時間拡散光符号分割多重システム(2-D WH/TS OCDM)方式では,広帯域光源を使用するため,光検出器が波長の近い2つ以上の光波を同時に受信した場合に生じる光ピート干渉(OBI)が問題となる。光ビート干渉がシステムパフォーマンスに極めて大きな影響を及ぼすことはこれまでに証明されている。本研究では,ヘテロダイン検出受信機及びオーバーラッピングパルス位置変調(OPPM)を用いた2-D WH/TS OCDMシステム方式を提案した。受信機ノイズを含む主なノイズ,光ビート干渉を考慮してそのシステムのパフォーマンスの分析も論理的に行われた。パルス位置変調(PPM)を用いたシステムと比べ,コードセットが同じの場合,OPPM'sオーバーラッピングパラメタ(γ)が増えればユーザ数も結構増えた結果が出た。例えば,システムにおいてパルス位置の多様性パラメタM=4で,γ=1の代わりにγ=2(PPMを用いたシステム)を使用する場合,最大ユーザ数が2倍以上増え,17ユーザから45ユーザに達する。そのように,γが1から2に増加する場合,パルス位置の多様性パラメタM=4で,ユーザ数K=32のシステムにおいて受信機の感度は2dB増えた。
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