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2007 年度 実績報告書

高層住宅に生じる最大瞬間風速の予測

研究課題

研究課題/領域番号 18760430
研究機関鹿島建設株式会社 研究・技術開発本部技術研究所

研究代表者

伊藤 嘉晃  鹿島建設株式会社 研究・技術開発本部技術研究所, 都市防災・風環境グループ, 主任研究員 (40272702)

キーワードLarge Eddy Simulation / 高層住宅 / ベランダ / 風洞実験 / 風速 / 風圧
研究概要

高層住宅のベランダやバルコニーなどの開口部に生じる最大瞬間風速を予測するにあたって,風洞実験手法での把握は模型製作上,測定機器の制約上難しいことから,時々刻々変化する乱流場を予測できるラージエディシミュレーション(LES)を行う必要がある。高層建物開口部内は,建物スケールで生じる剥離流の影響と開口部内の部材が風に与える影響を同時に考慮する必要があることから,局所的に格子解像度をあげることができる複合格子法の導入が求められる。本研究では,計算格子の接合部分で格子点を一致させる必要がない点で利便性の良い重合格子法に対して,LESにより得られる乱流変動を格子接続部分で適切に伝達させるため保存性を改善したアルゴリズムを導入したものを用いている。高層住宅の最も簡易なモデルとしてレイノルズ数22000の種々の形状を持つ長方形柱を取り上げ,抗力係数,揚力係数や長方形柱側面風圧係数分布が定量的に予測可能であることを示している。
高層住宅の開口部を対象としたLESの検証用データを得るために風洞実験を行った。地表面粗度区分、風向角やベランダの階数に従って変化するベランダ内の平均風速(スカラー風速)を把握することにより,LESを用いた風速予測の妥当性を検証している。ベランダ内の壁面風圧の時問変化をLESの結果と比較することによりベランダ内に生じている複雑乱流場の予測精度の妥当性を確認した上で,ベランダ内に生じる最大瞬間風速の予測している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Tumor-secreted lactic acid promotes IL-23/IL-17 proinflammatory pathway.2008

    • 著者名/発表者名
      Hiroaki Shime
    • 雑誌名

      The Journal of Immunology 掲載確定

    • 査読あり
  • [雑誌論文] OVERSET GRID METHOD FORLARGE EDDY SIMULATION OF TURBULENT FLOWS AROUND BLUFF BODIED2007

    • 著者名/発表者名
      Yoshiaki Itoh and Tetsuro Tamura
    • 雑誌名

      Proceedings of FFDSM2007, 5th Joint ASME/JSME Fluids Engineering Conference

    • 査読あり
  • [学会発表] 癌から分泌される乳酸によるIL-23-IL-17炎症経路の誘導2007

    • 著者名/発表者名
      井上 徳光
    • 学会等名
      第44回 補体シンポジウム
    • 発表場所
      東海大学湘南キャンパス・松前記念館
    • 年月日
      2007-08-25

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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